人気大型株FAAMGの売却を進めるミューチュアル・ファンド

下は、S&P500指数のETF、SPDR S&P 500 (SPY)の15分足チャートです。(月曜のマーケット終了1時間15分前時点)


先ず、横線(A)は先週金曜の高値レベルを示します。Bが今朝の寄付き、窓を開けて強いスタートを切りました。しかし、ニューヨーク時間午後2時半(C)、ETFは金曜の高値を割って「ウップス!」の売りパターンが出来上がりました。

マーケットに悪影響となっているのは、半導体と人気大型株のFAAMGです。

・半導体株指数:ー1.88%

FAAMG株:

フェイスブック:ー1.42%
アマゾン:ー2.37%
アップル:ー0.09%
マイクロソフト:ー3.82%
グーグル:ー1.14%
ゴールドマン・サックスのレポートによると、大型株専門のミューチュアル・ファンドはハイテク株を中心とした投資で、今年の成績は2009年以来最高だ。しかし第3四半期に入ってから、大型株専門のミューチュアル・ファンドは、人気大型株FAAMGの売却を始めている。更に、ミューチュアル・ファンドによって第3四半期に最も売却された6銘柄中の5銘柄はFAAMG株だ。
下は、CNBCに掲載されている、今日の最もポピュラーなニュース5つです。

ミューチュアル・ファンドが、ポートフォリオを占めるFAAMG株の割合を減らしているニュースは見あたりません。米国株式市場の牽引車となっていたFAAMG株がミューチュアル・ファンドによって売却されているのですが、個人投資家たちは、そのことに大した興味を示していません。あまりにも安心しきった状態ではないでしょうか?

下は、月曜のマーケット終了直後のニュース・ヘッドラインです。


米上院の税制改革法案可決に好感を示し、ダウは新高値を記録したことが報道されていますが、下のダウ平均の日足チャートを見てください。


終値で比較した場合、今日のダウは金曜の終値より確かに56ポイント高い位置で終了しています。しかし出来上がったのは陰線です。見てのとおり、終値は今日の安値ですから、マーケットは失速して冴えない大引けとなった訳です。

ダウ平均、そしてS&P500指数の長期的なアップトレンドに変化はありません。しかし、ファンドによるFAAMG株の売却が顕著になっている訳ですから、少なくともここからの大型ハイテク株の積極的な買いは控えるべきです。

(情報源:Big Investors Go Underweight In FAAMG Stocks: Goldman

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