NYダウ新高値、ますます弱気になった投資家たち

週末です。金曜のマーケット開始1時間前、予想を上回る米雇用統計が発表され、NYダウは史上最高の22,092で取引を終了しました。Bespokeインベストメント・グループは、こんな興味深いことを指摘しています。
ダウは2万2000を突破した。S&P500指数などの他の主要指数も、ほぼ高値で推移している。では、投資家たちのセンチメントはどうだろうか?最近顕著に見られることは、マーケットが高くなればなるほど弱気論者が増えるのだ。
下のチャートには、AAIIから毎週発表されている個人投資家たちの弱気センチメントの動きが示されています(2009年~2017年)。

向こう6カ月間を考えた場合、マーケット(S&P500指数)は下がると思うという弱気な回答が、先週の24.32%から32.1%に今週跳ね上がった。この数値は5月の半ば以来最高であり、弱気論がこんなに大きく増えるのは3月以来初めてだ。
下は、強気論の推移です。


今週の結果は36.11%、先週の34.46% から上昇です。この数値は5月初頭以来最高ですが、Bespokeインベストメントはこう記しています。
強気論者数は約3カ月ぶりの最高値に達したことは事実だが、大多数が強気という状態ではない。現に、今回の36.11%という結果が発表されたことで、強気意見が半数以下という状態が135週連続で続いている。これは史上最高だ。
強気と弱気の両方の意見が増えたということが意味することは、中立論者が減ったということです。今週の中立回答は31.79%、先週の41.22%から大幅下落です。

CNNマネーにも、投資心理を示す「恐怖&欲 指数」というものが掲載されています。下が現在の様子です。

現在の数字は欲を示す64ですが、80を超えるような極めて強気な状態ではありません。

投資心理のサイクルを見てみましょう。


1、楽観、2、興奮、3、スリル、4、陶酔、5、ここが最高の買いチャンスだ!、6、心配、7、現状の否定、8、恐怖、9、自暴自棄、10、パニック、11、降伏、12、落胆、13、鬱的な状態、14、希望、15、安心、16、楽観

マーケットの天井では、皆が陶酔状態になるものです。発表された今回の個人投資家たちの心理状態を見る限り、米国株式市場はまだ上げ足りないようです。

(参照した記事:Bearish Sentiment Spikes

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