投資家たちに最も嫌われている物は何だ?

ソーシャルメディアは、この人の話題でいっぱいです。


言うまでもなく、北の問題児です。多くの人が言うことですが、この人は頭が狂っているので、本当に核兵器を使うかもしれません。アメリカや中国からの警告にもかかわらず、この人の反抗的な態度に変化は無いですから、正真正銘の危険人物です。


先週、米国は非核兵器として最大級の爆弾(MOAB)をアフガニスタンに投下しました。


重量は21000ポンド(約9525キロ)、そして爆破によって起きる破壊は半径1マイル(約1.6キロ)、直径に直せば3.2キロに及ぶ特大爆弾です。

当然のことながら、いよいよ第3次大戦がやって来る、という声が大きくなり、軍事関連銘柄に投資しているETFに目を向ける人たちが増えています。

下は、軍事関連のETF、SPDR S&P Aerospace & Defense  (XAR)の週足チャートです。


先月、上場来高値を記録し好調な展開です。なんだ、もうこんなに高くなっているのか、とガッカリした人もいることでしょう。しかし考えてみれば当たり前のことで、大きく儲けることができたのは、不穏な世の中を予測して、安いところでかなり前から買っていた人たちです。

デイトレードのように、直ぐに結果を出すことが必要な場合は、勢いのある動きの良い株に乗ることが重要です。しかし長期的に投資をする場合は、人気化し割高となった銘柄に飛び付くのではなく、皆から嫌われ安値圏でウロウロしている銘柄を拾うことが重要になります。

さて、現在のマーケットで、皆から嫌われ低迷しているのは何でしょうか?頭に直ぐ浮かんでくるものが一つあります。


上は、トウモロコシや小麦などの農産物に投資しているETF、PowerShares DB Agriculture  (DBA)の週足チャートです。見てのとおり低迷が続き、投資家たちから明らかに嫌われています。

現在、サポートレベル(1)がテストされ、ここを割ると上場来安値更新となります。言うまでもなく、サポートライン割れはトレーダーにとって売りシグナルです。2は目先のレジスタンス(21ドル)になり、このレベル突破は買いシグナルとなります。

現在の安値圏で、小麦やトウモロコシを買っているのは誰でしょうか?


トウモロコシのCOTレポートです。二本の矢印を入れましたが、投機家たちは売り姿勢、しかし生産者は買い姿勢です。ありきたりな言い方になりますが、トウモロコシに詳しい生産者が買っているのですから、現在の価格はかなり割安のようです。


小麦も同様です。投機筋は売り、生産者は買い姿勢です。

世の中がこれからますます不安定になり、軍事的な衝突が更に増えてくれば、食糧の重要性が指摘されることになるでしょう。農産物のETF価格は直ぐに底打ちとなるかは分かりません。しかし長期的な投資として、食糧は魅力的な分野です。

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