ユナイテッド航空より客扱いが悪い企業があった!?

先日の機内で起きた一件で、ユナイテッド航空と聞いたら、誰もがこの光景を直ぐに思い浮かべることでしょう。


男性は機内から乱暴に引きずり出された訳ですが、ユナイテッドのCEOは「引きずり出す」という言葉を使わないで、「re-accommodate(再便宜を図る)」という言葉を使ったのですから呆れてしまいます。

当然のことながら、「ユナイテッド航空は、米国で客扱いが最も悪い会社だ」、と思ってしまいますが、米国にはユナイテッド航空よりヒドイ会社があるのです。

4日前のコラムで、The Sovereign Investorのサイモン・ブラック氏は、こう記しています。
米国の銀行の客扱いはユナイテッド航空より悪い。
もちろん、客が銀行から引きずり出されたという話は聞いたことは無いですが、ブラック氏は、銀行は客を食い物にしていると語っています。氏が指摘している例をいくつか見てみましょう。

  • 銀行は客を犯罪者のように扱う:2万ドルを現金で引き出そうとすれば直ぐに分かることだ。「なぜ、そんな大金が現金で必要なのですか?何のために使うのですか?」、と窓口の担当者は事件の捜査官のような口調で、あなたに様々な質問をしてくることだろう。大きな金を下ろすことは不審な行為とみなされ、銀行秘密法のお陰で、毎年100万人近い客が不審レポートに記されて政府に報告されている。犯罪者のように扱われたユナイテッドの客は一人、しかし銀行の場合は毎年100万人だ。
  • 手数料:手荷物料金、機内食料金などに不平を言う人が多い。銀行も航空会社と同様に様々な手数料がある。たとえば、25ドルから35ドルの手数料が取られる米国内での電信送金だ。実際の電信送金のコストをご存知だろうか?たったの数セント、3セントもあればできる。要するに、銀行は1000倍以上の手数料を取っているのだ。
  • オーバーブック: 今回の事件で、航空会社は意図的にオーバーブックをしていることが分かった。銀行もオーバーブックと同様なことをしている。無い金を客に貸しているのだ。ある客が10万ドルを預金口座へ入れたとしよう、すると銀行は、5%だけ残して95%に相当する9万5000ドルをローンとして他の客へ貸す。もちろん、ローンだから銀行には利子収入が入る。貸した9万5000ドルは、借りた人の銀行口座へ入金される。銀行は5%($4,750)だけ口座へ残して、95%($90,250)を他の客へ融資する。融資総額が200万ドルになるまで、同じことが繰り返される。10万ドルが1度入金されただけで、銀行は存在しない190万ドルで利子を稼いでいるのだ。
  • 明確な犯罪行為:ウェルズ・ファーゴ銀行を思い出してほしい。数百万の偽口座を作って、銀行員たちはボーナスを得ていた。ドイツ銀行は、銀と金市場を不正操作して利益を上げていた。バークレイズは、銀行間取引金利市場で不正を行ってトレード利益を上げていた。正に、銀行は堂々と規則を破って金を稼いでいる。

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