株を買うなら四半期の第一ヶ月目に買え??

「噂で買ってニュースで売る」という有名な言葉があります。2011年7月、豊島逸夫氏(WGC日本代表)は、こんなことを書いています。

プロの常とう手段は「噂で買ってニュースで売る」という手口だ。デフォルト、格下げなどが噂としてマーケットに流れるときは誰も反証できないことゆえ、投資家不安も増幅される。そこで「経済有事の金」も買われるのだが、それがニュースになった時は「利益確定売り」のタイミングとなる。イラク戦争勃発のときも、同様の手口で金は開戦直後に急落している。その半年まえからプロは「開戦必至」と読み、NY先物市場で着々と金を買い増していた。そして開戦がニュースとなるや、一斉に利益確定売り。したたかなのは、その時、彼らが外電などのインタビューに答えて「有事の金は買いですよ」と語っていること。(日本経済新聞)

ご存知のように、同様な話は頻繁に起きています。
・新製品の発表を聞いて買ったら、株価は大して上げることなく直ぐに下げてしまった。
・好決算ニュースを見て買ったら、けっきょく高値つかみになってしまった。
・著名アナリストの買い推奨が報道され、さっそく買ったら、株価は翌日から下げ始めた。
極めて単純に結論すると、ニュースなど株の投資にあまり役立たないということになるのですが、ダニエル・ドゥルー氏のブログ(Dark Bid)には、こんなチャートが掲載されています。


赤い線は、1990年以来、S&P500指数を四半期の第1ヶ月目だけに買った場合の成績、そして青い線は四半期の第3ヶ月目だけに買った場合の成績です。結果は歴然、赤が勝っています。第1ヶ月目だけに買った場合の成績は+150%、第3ヶ月目だけに買った場合の成績は+50%です。

なぜ、第1ヶ月目に買った結果の方が優れているのでしょうか?ドゥルー氏は、「噂で買ってニュースで売る」が大きく関係していると推測しています 。
四半期の第1ヶ月目は、決算の予想や噂が次々と飛びかい、好決算を期待した買いが入りやすくなる。しかし、決算発表が終わってしまった四半期の第3ヶ月目は投資家たちは現実に直面し、株価は低迷する。
ドゥルー氏の要点はこれです。
現実(ニュース)よりも、希望的観測(噂)の方が大きな利益に結びつく。

(情報源:Buying The Rumor is 300% More Profitable Than Buying The News

プロの手口、噂で買ってニュースで売る

コメント

amelie さんの投稿…
こんにちは
いつもこちらのブログをとうして多くのことを教えていただき感謝です
四半期の第一ケ月目というのは4月1日から末までがそうなるのでしょうか?
いまのところ来週15日ぐらいが変化日といわれていますが、どのようにおかんがえですか
T Kamada さんの投稿…
amelie さん

1月、4月、7月、10月が四半期の第1ヶ月目になります。

3月15日はFOMC、それに債務上限問題もあります。この日を堺に、米国株式市場は下落が始まる、と言う人も多いですね。私は、どうなるかよく分からないので、騰落ラインや主要指数のチャートを見ながら投資判断をしていこうと思っています。