トランプ銘柄大幅下落、インフラ法案は2018年まで議会を通過しない!?

一週間ほど前になりますが、トランプ政権の誕生で、コモディティETFに資金が大きく流れ込んでいるという記事がありました。

選挙運動中、トランプ氏は高速道路や橋の建設、それに空港の一大改装などを唱えていました。言うまでもなく、建築には鉄や銅、セメントなどが大量に必要になりますから、コモディティETFに資金が流入するのは納得できます。


データ:ブルームバーグ
上のチャートで分かるように、11月、12月はコモディティETFから資金が逃げている状態でしたが今年に入ってから様子は一変し、投資心理の好転が明確に表れています。

記事で特に注目されているのはウランと銅のETFです。先ず、ウランのETF、Global X Uranium (URA)の日足チャートから見てみましょう。


円で囲いましたが、出来高が目立って増え始めたのは今年に入ってからです。特に、1月の高値が記録された日の出来高は突出し、好調なウランのETFを見て買い手が殺到といった様相です。

入れた移動平均線は、上から20日(A)、50日(B)、そして200日移動平均線(C)です。3本揃って上昇しています。陰線が最近続いていますが、これは上昇基調における下げですから、基本的な姿勢は押し目買いです。

次に、銅のETF、iPath Bloomberg Copper SubTR (JJC)の日足チャートを見てみましょう。


急騰となった11月の出来高が膨大です。これもウランのETFと同様にアップトレンドですから、一時的な下げは買いのチャンスとなります。矢印の部分を見てください。長い陰線で分かるように、今日の下げは3%を超え投資家たちを大きく心配させています。売り材料となったのは、インフラ法案が米議会を通過するのは今年ではなく2018年になりそうだという報道です。

コモディティETF、そしてインフラ関連株に買いが集まったのはトランプ大統領が大きな原因です。しかし、期待されていたインフラ法案が承認されるのが2018年になってしまう可能性があるのでは、言うまでもなく投資家たちはガッカリです。

今日の株式市場には、失望した投資家の様子がハッキリと表れています。
・アルミニウム株指数: -4.04%
・エンジニアリング&建築株指数: -3.06%
・鉄株指数: -3.25%
それぞれ大きな下げですが、今のところアップトレンドは崩れていません。アルミニウム株指数の日足チャートを見てみましょう。


今日の陰線は特大、投資家たちは明らかに動揺しています。もちろん、一日だけの動きでは断言することは無理ですが、今日がトレンドの転換点となる可能性もあります。上記したように、アップトレンドにおける一時的な下げは買いチャンスです。しかし今回の下げは、思っている以上に厳しいものとなる可能性もありますから、十分な反発を確かめてから買い出動することが大切です。

(参照した記事:Money Floods into Commodity ETFs Amid Trump Optimism (URA, JJC)

Infrastructure Stocks Tumble On Report Trump May Delay Infrastructure Bill Until 2018

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