インデックス・ファンドの方がアクティブ・ファンドより優れている!?

インデックス・ファンドは投資家たちに人気があります。
インデックス・ファンドとは、市場平均(ベンチマーク)と同じような動きをする運用を目指すファンドです。ここで言う市場平均とは「日経平均株価」「TOPIX」など、いわゆる株価指数です。(やさしい投資信託のはじめ方から抜粋)
米国の場合、ベンチマークとして有名なのはS&P500指数です。


この指数は、アップルやエクソン・モービル、マイクロソフトなどの大型企業で構成され、米国株式市場全時価総額の約80パーセントを占めます。

インデックス・ファンドが人気となった原因の一つは投資家たちの不満です。
94%のアクティブ・ファンドは、米国株式市場のベンチマークの上昇率を超える成績をあげることができない。(just ETFから抜粋)(アクティブ・ファンドとはファンド・マネージャーやアナリストがマーケットを徹底的に分析して、ベンチマーク以上の成績を上げることを目標にしたファンドのこと。)
投資家たちの結論:
わざわざ高い手数料を払って、アクティブ・ファンドに投資する意味は無い。
なぜアクティブ・ファンドは、インデックス・ファンドの成績を上回ることができないのでしょうか。インデックス・ファンドの別名はパシッブ・ファンドです。パッシブは「受動的」という意味ですから、アクティブ・ファンドのように、ファンド・マネージャーがマーケットを徹底的に分析して銘柄を選ぶということをしません。たとえばダウ平均のインデックス・ファンドなら、ダウ30銘柄全てに投資するだけです。
効率的市場仮説によれば、現在の株価には全てが織り込まれている。アナリストやファンド・マネージャーの予想、次々と報道されるニュース、それら全ての情報が株価には既に織り込まれているのだから、アクティブ・ファンドがしようとしていることは辻褄が合わない。-- マーク・ヘブナー(インデックス・ファンド・アドバイザイザーズ最高経営責任者)
「銘柄探しは時間の無駄だ。どうせベンチマークに勝てないのだからインデックス・ファンドに投資しておこう」、と多くの投資家たちが結論していますが、皆さんもその意見に賛成しますか。誰が言ったか忘れてしまいましたが、こんな話を聞いたことがあります。
インデックス・ファンドは最初から誰とも競争などしていない。全銘柄に単に投資しているだけ、単に指数に乗っているだけだから、インデックス・ファンドがマーケットの方向性を決めることはない。マーケットの方向性を決めるのはアクティブ・ファンドだ。
たとえば、1000人のアクティブ・ファンド・マネージャーがアマゾン株は最高だと判断し、全員がアマゾンを買ったらどうなるだろうか。間違いなく株価は上昇し、アマゾンの時価総額が増大する。要するに、株の価値を決めているのはアクティブ・ファンドであり、インデックス・ファンドはそれに乗っているだけだ。
「嘘、大嘘、そして統計」という有名な言葉があるように、統計は誤解を招きやすい。インデックス・ファンドの方が、アクティブ・ファンドより成績が良い、という見方が主要メディアによって報道されているが、この数値には業界のエリートであるプライベートのアクティブ・ファンドの成績が含まれていない。
こんな意見もよく聞きます。
ファッションに流行があるように、インデックス・ファンドも流行のようなものだ。もっと言えば、アクティブ・ファンド、それともインデックス・ファンドのどちらに投資するべきかというのは大きな問題ではない。問題は投資家あなた自身だ。あなた達は、マーケットが通常より大きく動くと直ぐに動揺する。「マーケットが3%も下げている、大変だ!」、とあなた達は狼狽して持っているファンドをさっさと売ってしまう。投資成績が悪いのはアクティブ・ファンド、インデックス・ファンドの責任ではない。悪いのは、あなた自身だ。

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