迅速に動けないトレーダーたち

ジェフ・クーパー氏のツイートです。


株は急旋回する。しかし、ほとんどのトレーダーにはそれができない。
例として挙げられているのは、エリー・メイ(ELLI)という銘柄です。先ず、日足チャートを見てみましょう。


大引けまで、あと1時間20分ほどありますが、株価は8.12%の大幅上昇、目立つ陽線が形成されています。株サイトを調べてみると、「決算は予想以下だったが、2017年には大きな成長が期待できる」といったことが書かれていました。どちらにしても、今日の値動きは「予想以下の決算にガッカリした」とは正反対な強い動きです。

それにしても、今日の大陽線は素晴らしい位置に出来たものだと思います。


先ず、水曜の様子です(A)。150日移動平均線が難関になり陰線が形成されました。翌日も下げとなり、200日移動平均線を割っての終了(B)となりましたから、下落再開と読んだ人たちの空売りが入ったことでしょう。更に、「200日移動平均線より下にはベアが住む」というウォール街の言葉も売り手を勇気付けたことでしょう。

今日の上昇が強力なものになった要因を、二つだけ見てみましょう。先ず、ローソク足のパターンです。トレーダーが好きな「ブリッシュ・キッカー」が出来上がっています。

ブリッシュ・キッカー

前日は陰線、そして翌日は窓を開けての強い陽線です。もちろん今日の場合、トレーダーたちは窓を開けての強い寄付きを見て、ブリッシュ・キッカーが形成されると判断して買い出動です。

強力な上昇となった、もう一つの原因はこれです。


週足チャートに空売り残を入れたものです。見てのとおり、極めて高いレベルに達していますから、空売っていた人たちは、今朝の強力なラリーを見て慌てて買い戻しです。もちろん、この買い戻しが、新規の買いを呼ぶことになったのは間違いありません。

クーパー氏のツイートをもう一度読んでみましょう。
株は急旋回する。しかし、ほとんどのトレーダーにはそれができない。
間違ったら直ぐに損切り、それが大正解です。

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