2017年1月31日火曜日

米国株式市場: 賢い資金は弱気?

下のチャートには、AAIIから毎週発表される個人投資家たちの、ここ1年間のセンチメントの推移が示されています。
チャート:AAII
一番右側、現在の様子を見てください。3本の線がほぼ重なり、圧倒的に優勢な意見がありません。
今月26日の結果:
株に強気:31.6% 
中立: 34.9% 
株に弱気: 33.5%
同様な状況を、CNNマネーに掲載されている、恐怖&欲指数にも見ることができます。
データ:CNNマネー
現在の数値は、中立姿勢を示す54です。1週間前は52、そして1ヶ月前は59でしたから、個人投資家たちのセンチメントは、ぬるま湯につかっているような状態が続いています。

昨日、今日とダウ平均は下げましたが、現在の米国株式市場は史上最高のレベルにあります。下がダウ平均の日足チャートです。


このような好調なマーケットにもかかわらず、個人投資家たちは、なぜ皆が皆強気になれないのでしょうか?

個人投資家たちのセンチメントにはサイクルがあります。

1、楽観、2、興奮、3、スリル、4、陶酔(5、最高の買いチャンスだ!)、6、心配、7、現状の否定、8、恐怖、9、自暴自棄、10、パニック、11、降伏、12、落胆、13、鬱的な状態、14、希望、15、安心。16、楽観
今日のようにマーケットが高値圏にある時は、投資家たちは陶酔状態(4)にあるのが普通です。しかし、CNNマネーやAAIIからのデータで分かるように、個人投資家たちは陶酔からはほど遠い状態です。「こんな冷えた状態でマーケットがピークとなることは有り得ない。熱狂的な買い手が現れるのはこれからだ」、という意見もありますが、下のチャートを見てください。

チャート:sentimentrader
一番上の黒い線はS&P500指数、赤い線は愚かな資金、一番下の青い線は賢い資金です。現在の高レベルのマーケットで、極めて強気になっているのは愚かな資金です。72%と18%という二つの数字で分かるように、両者には大きな差があり、愚かな資金は超強気、賢い資金は超弱気です。単純な言い方をすれば、今日のマーケットで強気なのは素人、プロたちは弱気です。

(情報源:AAII BLOG

Divergence Between Dumb And Smart Money Confidence Is Approaching Record Levels)

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