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12月, 2011の投稿を表示しています

新年おめでとうございます!

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今年もよろしくお願いします。

ダウの小犬たち

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先ず、ポール・ラ・モニカ氏(money.cnn.com)の言葉をもう一度引用しよう。

「ダウの犬たち(Dogs of the Dow)」と呼ばれる投資方法がある。ダウ30銘柄で配当利回りが最も高い10銘柄に投資する方法だが、もしこのやり方で今年投資していたとすると、今年ここまで(12月21日時点)の利益は10.8%だ。(ダウ指数は+4.6%) 配当金も含めて計算すると、ダウの犬たちの成績は+14.9%になり、ダウ指数の方は+7%になる。ダウの犬たちの中で、特に目立ったのはマクドナルド、そしてファイザーだ。さて、2012年もダウの犬たちは勝者となるだろうか? 
下記は、dogsofthedow.comに掲載されている「ダウの犬たち」の成績をダウ指数そしてS&P500指数と比較したものだ。



2004年から2010年までの結果が表示されているが、これだけ見ると、ダウの犬たちが主要指数を上回ったのは2006年と2010年だけだ。なんだ、大したことはない、と思われるかもしれないが、長期的に見るとこういう結果になる。

ダウの犬たち: 過去10年間の平均年率 4.6%  過去19年間の平均年率 10.5%


ダウ指数: 過去10年間の平均年率 4.8%  過去19年間の平均年率 11.0%


S&P500指数: 過去10年間の平均年率 3.6%  過去19年間の平均年率 10.0%

ほとんどのファンドマネジャーの成績は、S&P500指数を上回ることができない現状を考えると、ダウの犬たちは決して悪い投資方法ではない。一例をあげると、下が有名なファンド、フィデリティ・マジェランの成績だ。

過去10年間の平均年率 3.3%  過去19年間の平均年率 9.8%

こういう数字を見つけた。

過去10年間の平均年率 5.7%  過去19年間の平均年率 12.2%


あきらかにダウ指数とS&P500指数を上回っている。これは「ダウの小犬たち(Small Dogs of the Dow)」と呼ばれる投資方法だ。どうやって小犬銘柄を選ぶのだろうか。dogsofthedow.comは、こう説明している。

先ず、ダウの犬たちを選ぶ。(今年のマーケットが終了した時点で、ダウ30銘柄の中で、配当利回りが最も高い10銘柄を探す。) この10銘柄の中から、株価が最も安い5銘柄を選ぶ。この5銘柄が…

元日の二日後のマーケットで買ってはダメ!?

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一月が強ければ、その年の相場は強くなり、一月が崩れると、その年のマーケットは冴えない展開になってしまうと言われているように、一月の相場が、その年のマーケットの方向を決定する確率は78.3%だ。(The Stock Traders Almanac)
いよいよ明日で今年のマーケットが終わる。もちろん、既に休暇に入っている人がほとんどだから、明日のマーケットは閑散とすることだろう。こういうグラフを見つけた。



元日の5日前後のS&P500指数の様子が示されている。オレンジ色は1990年から2010年、そして青い色の方は1950年から1989年までになる。

NY-5は元日の5日前のマーケットになり、平均すると、この日のマーケットは約+0.25%(1950年-1989年)、そして1990年-2010年(オレンジ色)の場合は約+0.15%だ。NY-4は元日の4日前、NY+1は元日の翌日のマーケットになる。(1990年以来、全取引日を総合すると、S&P500指数の一日の平均上昇率は+0.03%。)

一目見て分かることは、S&P500指数が強いのは元日の二日後(NY+2)までだ。言い換えれば、元日二日後のマーケットで買うことは控えた方がよさそうだ。


(参照したサイト: Stock Returns Around New Year’s Day


一月に買われるファンド

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今年もあと三日で終わってしまう。ということで、一月には、どんなファンドが買われる傾向があるのかを少し調べてみた。

先ず目立ったのはPIMCO High Income Fund (PHK)だ。高利回りな社債に投資するファンドだが、過去7年間を見てみると、一月に下がったことは一度もない。勝率に直せば100%、そして一月の平均リターンは9.70%だ。下が日足チャートになる。




最近は横ばい状態だ。上限は12ドル30セント付近、そして下限は11ドル75セント付近になる。

これもPIMCO High Income Fundと同種になるが、Credit Suisse High Yield Bond Fund (DHY)も一月は好調だ。ここ13年間をふり返ると、一月の勝敗は11勝2敗となり、一月の平均上昇率は8.86%だ。finviz.comには、こんな日足チャートが線入りで掲載されている。


現在の位置は、ほぼ上昇するトレンドラインだから、既に買い始めている人たちが当然いることだろう。finviz.comのデータによれば、このファンドの配当利回りは、10.97%という高率だ。

Managed High Yield Plus Fund Inc. (HYF)の一月の平均リターンは8.44%、これも高利回りな社債に投資するファンドだ。過去13年間をふり返ると、このファンドが一月に下げたのは一度だけだ。下が日足チャートになる。




200日移動平均線の直ぐ下で、完全な横ばい状態だ。


(注:上記3ファンドは証券取引所に上場されているので、普通の株と同様に売買できる。)

好転の兆しが見え始めた農業関連の上場投信

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トウモロコシ、小麦、大豆、そして砂糖などの農産物に投資をしているPowerShares DB Agriculture (DBA)という上場投信があります。低迷が続いていましたが、最近好転の兆しが見え始めています。




先ず週足チャートですが、1で示したように、61.8%の値戻しレベル(2010年6月の安値から2011年3月の高値で測定)がサポートになった可能性があります。この様子を月足チャートで見たものが下です。




今月のローソク足(1)はまだ完全に出来上がっていませんが、61.8%レベルから跳ね返り、買い圧力を示す長い尻尾のような下ヒゲが形成されています。




月足チャートにストキャスティクスを入れたものが上です。円内で分かるように、買いシグナルとなるクロスが起きそうな状態です。日足チャートを見てみましょう。




8月の高値から引いたダウントレンドライン(1)を突破して、下降する50日移動平均線(2)に接近中です。気になるのは出来高(3)ですが、既に年末の休暇を取っている人が多いですから、このような貧弱な出来高になるのは季節的に当然かもしれません。日足チャートを拡大してみましょう。




短い横線で分かるように、高値安値とも切り下がり、日足チャートはまだダウントレンドです。買いのタイミング例をいくつかあげてみましょう。




・Aの高値突破で買う。

・50日移動平均線(2)の突破で買う。

・もし50日移動平均線を突破することができず売られた場合は、1の安値より一段高い安値(B)、または同レベルの安値(二番底)が形成され反発が始まったところで買う。

Happy Holidays !

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的中率?%、2012年の予想 -- その2

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ヒラリー・クレーマー氏(GameChangerStocks.com):

米国債の大幅下落が、2012年の大きなニュースの一つになると思う。資金を守る安全な場所として国債が選ばれていたが、こんな低利回りでは利益はほとんどゼロに等しい。いくら安全だと言っても、リターンの低い物に資金が永久に停留することはないから、2012年は資金が国債から米国株式市場に流入するだろう。現在のペースで米国経済が回復していけば、S&P500指数は1400を突破する可能性があり、場合によっては1450も超えることだろう。(金曜、S&P500指数は1265で終了。)

モルガン・スタンレー (2012年、米国株式市場が抱える悪材料):

・現在、アメリカの失業率は8.6%の高率だが、不完全雇用も含めると、広い意味での失業率は15.6%になる。

・相変わらず低迷する住宅市場、低い消費者信頼感、膨大な赤字を抱える州政府、ヨーロッパ経済の二番底の可能性、それに中国、インド、ブラジルの経済成長の減速を考えると、アメリカの経済回復に大きな期待が持てない。

・長期的な企業利益を考慮して計算した場合、現在の米株は割安ではない。

・2007年以来、米国の一世帯あたりの実質的な平均収入は10%も下がっている。

2012年、注目のヘッジファンドマネージャー(MarketWatch)

ジム・チェイノス氏と言えば、いい加減なエンロンの会計を見破り、エンロン株の空売りで大きな利益を上げたことで有名だ。最近、氏の空売り対象になっているのが中国だ。「数字は予想以上の速度で下がっている。特に不動産の下落が顕著だ。9月と10月の物件の売上は40%から60%も下がっている。」今月ロイターが主催した会議で、中国と取引する鉱山業会社や建築会社の株を空売っている、とチェイノス氏は述べている。

ポール・ラ・モニカ氏(money.cnn.com) -- Dogs of the Dow(ダウの犬たち)

「ダウの犬たち」と呼ばれる投資方法がある。ダウ30銘柄で配当利回りが最も高い10銘柄に投資する方法だが、もしこのやり方で今年投資していたとすると、今年ここまで(12月21日時点)の利益は10.8%だ。(ダウ指数は+4.6%) 配当金も含めて計算すると、ダウの犬たちの成績は+14.9%になり、ダウ指数の方は+7%になる。ダウの犬たちの中で…

あなたの使っているトレードシステムは何型?

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「勝率90%」、「年利50%」、「素人でも儲かる」、といった株や為替の広告をよく見かける。ケビン・デイビー氏(先物トレーダー)によれば、トレードシステムや投資ニュースレターには7つのタイプがある。

1、結果論重視型: ここで買った、ここで売ったという矢印がチャート上に示されている。言うまでもなく、売買のタイミングは絶妙だ。問題は、この手のシステムは過去のトレードでは抜群な成績だが、これから先のトレードでは同様な好成績を上げることができない。 2、曖昧型: ノストラダムスの詩を解釈するような努力が要る。簡単な例を挙げると、「もし今朝の経済指標がさほど悪くなければ、今日のマーケットは強い展開になるだろう」、といったことが書かれている。要するに、マーケットの結果がどう出ても、ニュースレターのアドバイスは正しいことになる。 3、卑劣型: 宣伝には、「手仕舞ったトレードの勝率は95%」、と書かれている。問題は残りの5%だ。敗けはたったの5%かもしれないが、損額は極めて大きいことが多い。もう一つ気をつけたいのは、あくまでも「手仕舞ったトレードの勝率は95%」ということであり、現在保有しているポジションの状況については全く触れていない。 4、超スピーディー型: とにかく頻繁に売買シグナルが表示される。勝率は素晴らしいかもしれないが、通算してみると、敗けた金額が買った金額を上回ることが多い。 5、嘘つき型: 例えば、広告には敗けたトレードを一切公表しないで、システムを実際以上に素晴らしいものに見せようとする。あまりにも出来すぎた成績だと思ったら、先ず試用できるかを聞いてみよう。 6、長期投資推薦型: 「長期投資すれば株は儲かる」、というのが要点だ。ほとんどの場合、5年、10年と長期にわたって株を保有し続ければ、最終的に株価はニュースレターの言うように上がる。しかし、こんなアドバイスを真に受けて株を買い続けると、好結果が実現する前に口座残高が大きく減ってしまう。 7、本当です、ウソではありません型: 見たところ広告にウソや騙しはなさそうだ。よほどの天才トレーダーらしい。利益、勝率は超一流だ。しかし、こんなに素晴らしいシステムを、何故たったの79ドルで販売しているのだろうか?トレードの秘法を、そんな端金で手放す人などこの世の中には存在しない。
という訳で、株や為替のトレードで成功した…

実際は思ったより悪かった米国住宅市場

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先日のブログで書いたように、全米不動産協会は、中古住宅販売件数を実際の数より多めに発表していた。そして今日、下方修正された数値が報告された。

・2007年から2010年の間に販売された中古住宅件数は、年率平均で14%の下方修正となった。米国住宅市場は、思っていた以上に悪かったわけだ。(MarketWatch) ・2007年、実際に販売された中古住宅件数は504万件であり、全米不動産協会が発表した数字は565万件だった。2008年と2009年に販売された件数は、全米不動産協会から発表された数字より16%少なかった。2010年に実際に販売された件数は、発表値より15%低かった。(CNN)
今日の修正について、専門家たちはこう語っている。

・経済を展望するにはデータが重要になる。しかし今日発表された修正値が、今後の住宅市場分析に影響を与えることはない。米国の住宅市場が暴落した事は誰でも知っている。今日明らかになったことは、暴落は思ったよりも大きな暴落だったということだ。 -- マーク・ザンディ氏(Moody's Analytics) ・建築業者たちは、住宅市場の健康状態を把握するために、全米不動産協会から発表される住宅販売件数を参考にしている。販売件数と同様に在庫状況も重要であり、在庫が増え続けているときは、あまり積極的に家が建てられることはない。-- デイビッド・クロウ氏(全米住宅産業協会)
そもそも何故、全米不動産協会は販売件数を数え間違えたのだろうか。同協会のチーフ・エコノミスト、ローレンス・ユン氏は、こう説明している。

余分に数えてしまった理由の一つにデータベースをあげることができる。コロラド・スプリングスにはコロラド・スプリングスのデータベースがある。だからコロラド・スプリングスで家が一件売れると、それはコロラド・スプリングスのデータベースに記録される。しかし、デンバーのデータベースにもコロラド・スプリングスのデータが含まれてしまうことがあるから、同じ家の販売が両方のデータベースに記録されてしまうという事態が起きてしまった。
読者たちの書き込みを見てみよう。

・修正された中古住宅販売件数は本当に信用できるのだろうか?(stnstealさん) ・今日から数年後、こんな事が発表されそうだ。「あれは不景気ではなく恐慌だった。」(firstlightさん) ・…

経済ブログとニュースの斜め読み -- 日本の株を買え!?

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・米国が再度不景気に陥る可能性は低くなったが、現時点では、二番底入りを完全に回避したと結論することはできない。 -- ジャン・ハットズィウス氏(ゴールドマン・サックス)

・エドワード・リーマー氏(UCLA)によれば、典型的な経済回復には、住宅建築と個人消費が上向きになる必要がある。この二つの回復が明らかになってこないと、企業は積極的に設備投資をすることはない。問題は、厳しい不景気のお陰で、住宅建築と個人消費の上昇には、まだまだ時間がかかりそうだ。(CBSニュース)

・ここだけみれば、「バリュエーション的には割安・・・」とつい漏らしたくなる人もいるだろうが、なにせ誰もが2007年の暮れ(リーマンショックの前年の暮れ)に、大手金融株がどいつもこいつも同様にブック割れしていたことを嫌でも覚えてるので、いま、この局面で「割安」の「わ」の字も口にしたくない、というのが本音だろう。(Murray Hill Journal)


・ベアマーケットの終了は静かだ。ピストルを撃ちながら、「ここが大底だ」、と叫ぶ人など一人もいない。80年代、そして90年代の金のベアマーケットでは、金投資など全く話題にならなかった。今日の日本の株式市場が、正にそんな様相だ。日本株は安い、とにかく割安だ。平均してみると、米株の株価はブックバリューの2倍だが、日本株はブックバリュー以下だ。-- ブレット・アレンズ氏(金融コラムニスト)


・連邦政府の経済的影響力や規制が更に大きくなり、これは結果的に生産性の低下、そして革新的なアイデアの導入が難しくなる。(Gary Shilling & Co.)

・積極的に中国マーケットを開拓するマクドナルドは、中国人の好みに合うように、昆布味(海藻風味)のポテトなどをメニューに加えている。このスマートな作戦で、マクドナルドの利益は最近5年間で124%増、そして配当金は153%増だ。-- トニー・サガミ氏(アジア株専門のアドバイザー)




上はマクドナルドの週足チャート(ローソク足)、そして折れ線はS&P500指数。明らかに、マクドナルドの方が好成績だ


・過去10年間をふり返ると、マクドナルドの株主たちは、毎年平均で16.6%のリターンを得ることができた。過去5年間で計算すると毎年のリターンは21.2%、そして最近12カ月間だけで見ると30.9%だ。-- ビル・ガン…

統計で見る2011年のアメリカ

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(下記はtheeconomiccollapseblog.comに掲載されている米国に関する統計です。)

・アメリカ人の48%は低所得、または貧困レベルに属している。

・米国の57%の子どもたちは、低所得家庭、または貧困家庭で育っている。

・失業者たちの平均失業期間は40週間を超える。

・最近の調査によると、77%の中小企業オーナーは、新たに社員を雇う予定は無いと答えている。

・インフレを考慮した場合、2007年12月以来、米国の一世帯あたりの平均収入は6.8%減っている。

・2006年12月、米国には1660万人の自営業者がいた。しかし、今日この数は1450万人に減っている。

・ポール・オスターマン氏(マサチューセッツ工科大学)によると、米国の約20%の労働者たちの給料は貧困レベルに等しい。

・1969年、25歳から54歳の男性の95%には職があった。今年7月、この数値は81.2%に下がっている。

・もし今日突然失業したとすると、約三分の一のアメリカ人は、翌月の住宅ローン、またはアパート代を払うことができない。

・連銀のデータによると、今年の第3四半期だけで、米国の家庭の財産は4.1%も減っている。

・経済が低迷し結婚する人たちの数も減っている。1960年、18歳以上の人たちの72%が結婚していた。今日この数値は51%に下がっている。

・米国内における今年の新規住宅建築件数は史上最低になりそう。

・信じられない数字だが、デトロイトの中間住宅価格はたったの6000ドル。

・約14%のアメリカ人は少なくとも10枚のクレジットカードを持っている。

・六分の一の高齢者は貧困レベルに属している。

・14%の米国人は食料配給券を政府から受け取っている。




(参照したサイト: 50 Economic Numbers From 2011 That Are Almost Too Crazy To Believe


的中率?%、2012年の予想

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もう毎年恒例になってしまったが、この時期になると、来年の有望銘柄はこれだ、来年の世界経済はこうなる、などといった予想がやたらと発表される。先ずサクソバンクから発表された、Outrageous Predictionsと題された常識では考えられない2012年の予想から見てみよう

・アップル株は2011年の高値から50%の下落となる。 ・現時点で、まだ立候補をしていない人が2012年の米大統領選挙で勝利する。 ・オーストラリアは不景気に陥る。 ・ドル/中国元 (USD/CNY)は10%上昇して7.00になる。 ・小麦の値段が二倍になる。
benzingaには、こんな予想が掲載されている。

・現在ヨーロッパを襲っている経済危機が原因となって、ユーロ圏に加盟していた国々はユーロを捨てて、元の自国で使っていた通貨に戻るという意見がある。しかし2012年、2013年に、そのような極端な事が起きることはない。 ・2012年前半、ヨーロッパの株式市場はラリーを展開するが、2012年の後半は崩れる。 ・S&P社(米格付け会社スタンダード&プアーズ)はフランスを格下げする。 ・ドイツは、AAAという最高の格付を維持する。
ソシエテ・ジェネラルは、こんな見方を発表している。

・2012年1月、米連銀は、失業率が7.5%以下になるまで、またはインフレ率が継続的に3%を超えるまで金利を0%に据え置くことを発表する。 ・2012年3月、米連銀は量的緩和策第3弾を発表する。
そして下は、バンク・オブ・アメリカの勧める2012年の有望銘柄。


Xcel Energy (XEL)、Altria (MO)、Union Pacific (UNP)、Eli Lilly (LLY)、CBS Corp. (CBS)、Air Products & Chemical (APD)、Apple (AAPL)、CenturyLink (CTL)、Lincoln National (LNC)、Marathon Oil (MRO)




(参照したサイト:All Together Now: 10 Stocks For 2012

SocGen Sees $600 Billion QE3 Starting In March 2012

2012 Predictions: Is Euro Zone Going to Colla…

オバマ大統領が再選される確率は51.2%

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久しぶりにintrade.comを見てみた。一種のギャンブル・サイトだが、次の大統領選挙は誰が勝つだろうか、ダウ指数は12250以上で今年を終了することができるだろうか、といったことに賭けることができる。言い換えれば、このサイトが行なっていることは、オンラインの意見調査に似ている。さっそく一つ見てみよう。




2012年、オバマ大統領は再選されるだろうかという賭けだ。終了した値段は一株あたり5ドル12セント。言い換えると、オバマ氏が再選される確率は51.2%だ。こんなチャートも付いている。




今年一年間の動きだが、5月には、オバマ氏が再選される可能性は約70%だった。その後下降が続き、秋には決定的に50%を割ったが、先月50%台に回復している。こんなチャートを表示させることもできる。



1で分かるように、51%に走るレジスタンスラインを二日前にブレイクアウトしている。MACDもクロスして買いシグナルだ(2)。これは本物のブレイクアウトだろうか、それとも騙しだろうか?また数週間後に様子を見てみようと思う。


(参照したサイト: intrade.com)

住宅販売件数を数え間違えていた全米不動産協会

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こういう話を聞くと、全米不動産協会は、正に不動産業界のチアリーダーだったと思われても仕方ない。ニュースを要約すると、ここ5年間にわたって、全米不動産協会は中古住宅販売件数を、実際よりも多めに発表していた。多めと言われても、現時点では具体的な数字は分からないが、ローレンス・ユン氏(全米不動産協会チーフ・エコノミスト)は、「大きな数字になる」と答えている。下方修正されたデータは、来週水曜に発表される。

そしてもう一つのニュース。11月24日は感謝祭、翌日の金曜はブラックフライデーと呼ばれ、クリスマスのショッピング・シーズンが始まる。全国小売連盟(NRF)の発表によれば、感謝祭の週末の小売売上は前年度を16%上回り、記録的な数の買い物客がショッピングセンターに殺到した。しかし、バリー・リットホルツ氏(ritholtz.com)は、こう書いている。

16%増というのは実際の数字ではない。これは単に、「あなたは、感謝祭の週末に、どのくらいの買い物をしますか」、という意見調査の結果だ。現時点では、まだ実際の売上高は発表されていない。
そして12月13日、リットホルツ氏は、更にこう語っている。

今日、全国小売連盟(NRF)、そしてショッパー・トラックが言っていた事がデタラメであった、ということが明らかになった。全米の小売売上は去年と同レベル、または少し良かった程度だ。正式に発表された11月の全米小売売上高は、たったの0.2%増だった。
もちろん、全国小売連盟(NRF)は、小売業界のチアリーダーであることも明白だ。リットホルツ氏の話に戻ろう。

感謝祭の終わった真夜中、なぜ人々はウォルマートやベスト・バイの前に行列を作って開店を待ったのだろうか。これは消費者の旺盛なショッピング欲を表すものではなく、米国の不景気を示すものだ。普通なら買えないものが、大きな割引のお陰で、ブラックフライデーには手に入れることができる。だから人々は寒さに耐えて店の前に行列を作ったのだ。
失業率、消費者物価指数、失業保険申請者数、と毎月様々なデータが発表されるが、はたしてそれらはどの程度信頼できるのだろうか。全ての人が経済の専門家ではないから、失業率は8.6%だったと言われれば、私たちは疑わずにそれを信じてしまう。しかし、ジョン・ウィリアムズ氏(Shadow Government Statistics)によ…

チャートをあれこれと -- 2本の移動平均線に挟まれたS&P500指数

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三角形を割った金

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ヨーロッパが回復するには、かなりの時間が必要だ。しかし、回復が始まる前に、先ず不景気を通過しなければならない。 -- アート・ホーガン氏(Lazard Capital)
とにかくマーケットは、ヨーロッパのニュースに引き回されている。こんな不安な状況だからこそ、避難場所として投資資金は金を選ぶ、と読んだ人たちもいたが、結果はそれとは反対のブレイクダウンとなってしまった。fundmymutualfund.comは、こう書いている。

金は何故こんな下げ方をしたのだろう、と様々な理由が議論されているが、私にはこれだと断言できるファンダメンタル的な原因は分からない。テクニカル的に見た場合、金は日足チャートに形成されていた三角形を下放れて、警報を発しているということだ。警報といっても、まだ完全な赤信号ではない。現時点では、下には200日移動平均線があり、それに9月と10月の安値も控えている。 最近、三角形を割った例ではS&P500指数がある。小さな三角形だったが、このブレイクダウンで、指数は約8%の下落となった。金チャートの三角形は、S&P500指数のような小型三角形ではなく、かなり大きな物だ。更なるブレイクダウンという可能性があるだけに、引き続き金に注目したい。
それでは、fundmymutualfund.comが指摘している、金専門の上場投信の日足チャートを見てみよう。




1、200日移動平均線: 明らかに上昇し、長期アップトレンドは崩れていない。

2、fundmymutualfund.comが言うように、9月と10月の安値がサポートになる可能性がある。

200日移動平均線割れ以外に、どんな事が起きたら、金は更に大きく崩れるだろうか。週足チャートを見てみよう。




ひょっとしたらAB = CDのパターンでは、と思っている人もいることだろう。大ざっぱに計算すると、Dは145ドル付近になるが、そこまで下げずにBがサポートになってしまうことも考えられる。ということで、B点割れが起きるかどうかに注目したい。


(参照したサイト:Some Caution Now Technically on the Gold (GLD) Trade

クリスマスのプレゼントは質屋で??

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こういうオンラインの意見調査を見つけた。

「あなたは質屋でクリスマスの買い物をしますか?」
何人の人たちが参加したかは分からないが、下記が金曜時点における回答結果だ。

・もちろん、バーゲン品はバーゲン品であることに変わりはない。 50% ・店内を見るのは構わないが、かなりの割引でない限り買うつもりはない。 37.32% ・質屋では買い物をしたくない。 12.68%
ミシガン州で質屋を経営する人が、ラジオのインタビューで、こんなことを語っている。

去年と今年の休暇シーズンを比べてみると、今年の売上は、去年の売上を49%ほど上回っている。現金に困っている人たちが増え、何とかやり繰りするために、比較的新しいiPadなどが店に持ち込まれるようになった。良い電子機器が安く手に入るということで、人々は以前のように、質屋で買い物をすることに対して抵抗を感じることがなくなったように思う。(ミシガン州の失業率は全米で5番目に高い10.6%。全米の平均は8.6%。)
読者たちの書き込みを見てみよう。

・もし私が質屋に行くとすれば、買うのは収集家たちが興味を持っている品物だけに限られる。(Bob Luさん) ・私はよく質屋で買い物をする。買い物は買い物、質屋で買ってもebayで買っても違いはない。(DogiiKurugaaさn) ・この話は、今朝のラジオで私も聞いた。景気が悪いから、質屋には結構良い品物が揃っているようだ。私は子どものためにコンピュータを買ったが、先ず質屋へ行くべきだった、と後悔している。(humphrmiさん) ・こんな物を買うのではなかった、と家に置いておいても困ってしまう物も質屋に持ち込まれている。だからスポーツ用品、拳銃、工具なども安く手に入る。(Nigerian princeさん) 注:地域によっては、拳銃の販売店が質屋を兼業していることがある。 ・たまに質屋へ行ってみるが、値段はそんなに安くない。ebayの方が割安だ。(sven.kirkさん) ・子どもへのプレゼントなら、質屋を利用するのは悪くないと思う。(HSVhockeyさん) ・義母へのプレゼントなら、質屋で買うことに躊躇しない。(Fubish saysさん) ・質屋で買い物ということは、今まで全く考えたことがなかった。しかし、早速オンラインで近くにある質屋を探してみようと思う。(lovemypets…

月足チャートと移動平均線

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「いらいらする売り手たち」、と昨日書いたと思ったら、今日のマーケットは早速2%を超える下げとなった。S&P500指数は、200日移動平均線の直ぐ下で、ここ数日間下げ渋っていたから、ブレイクアウトが怖くなって昨日既に買い戻してしまった人たちもいる。何故もう一日待てなかったのか、と後悔するトレーダーがいるのと同様に、ブレイクアウトを期待して買っていた人たちも後悔だ。

200日移動平均線は、長期トレンドを把握する一方法として広く活用されているが、この移動平均線についてテクニカル分析の専門家ジョン・マーフィー氏(StockCharts.com)は、こう語っている。

マーケットが大きなダウントレンドにあるのか、それとも大きなアップトレンドにあるかを決定するために使われるのが200日移動平均線だ。
「大きなダウントレンド」、「大きなアップトレンド」という言葉は、「長期ダウントレンド」、または「長期アップトレンド」と言い換えることもできる。日足チャートを短期、週足チャートを中期と定義すると、月足チャートが長期ということになる。皆さんは月足チャートをお使いになっているだろうか。大ざっぱに長期トレンドをつかむ方法として、月足のこんな使い方がある。





上はS&P500指数の月足チャートだ。移動平均線の数値は12にセットされ、なかなか上手く長期トレンドが示されている。ローソク足が、この移動平均線より上で推移している時はアップトレンド(1,3)。そしてローソク足が、この12月移動平均線より下で推移している時(2,4)はダウントレンドだ。もちろん、円内で分かるようにダマシの動きも起きるが、長期トレンド把握にはなかなか便利な移動平均線だ。

さて現在の位置は4。12月移動平均線より下だ。今のところ、移動平均線はまだ上向きだが、更にマーケットが下がるような事になると、移動平均線も下向きになってしまう。言うまでもなく、買い手の望みは大きなクリスマス・ラリー、そして一気に12月移動平均線の上に返り咲きだ。


(参照したサイト:The 200 Day Moving Average Wins Again

いらいらする売り手たち

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年末は冴えない株を買え!?

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そう言えば、この頃「ウォール街を占拠せよ」に関する報道がなくなった。あのデモで、いったい何が実現したのかは分からないが、こういうタイトルのコラムを見つけた。「ウォール街に腹を立てるな、仕返しをせよ」。書いたのはマーク・ハルバート氏だから、もちろん暴力的な仕返しの話ではない。先ず、氏のコラムを要約してみよう。

毎年のことだが、年末になるとミューチュアルファンドのマネージャーたちは、ファンドの外見をよく見せるために成績の悪い持ち株を売却する。お馴染みの「化粧」だが、年末にマネージャーたちによって処分された株は、新年早々に買い戻される傾向がある。 これが仕返しの方法だ。先ず、多くのミューチュアルファンドによって保有されている銘柄で、今年特に成績の悪いものを探す。そして、これから年末にかけてそれらの株を買い、年が明けて株価が上がったところで利食う。
はたして、こんなに簡単に行くのだろうか?ハルバート氏によると、このやり方を勧めているのはジョージ・パットナム氏(Turnaround Letter)であり、ハルバート氏の調べによると、この投資方法の成績はダウ指数の上昇率を上回っている。

下は、パットナム氏が勧める、今年末用の銘柄だ。

Alpha Natural Resources (ANR)  American International Group (AIG)  Bank of America (BAC)   Computer Sciences (CSC)  First Solar (FSLR)  Janus Capital Group (JNS)  MEMC Electronic Materials (WFR)  Monster Worldwide (MWW)  Netflix (NFLX)  U.S. Steel (X)
次に、過去の成績を少し調べてみた。

先ずAlpha Natural Resources (ANR)。12月の平均伸び率はマイナス0.46%、そして1月は+0.672%。

American International Group (AIG) の場合は、12月の平均成績は+3.421%、1月はマイナス0.702%。

Bank of America (BAC)の12月は+0.732%、1月は+2.49%。

Computer Sciences (CSC) の1…

インターネット中毒者に見られる16の症状

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(下記はbitsandpieces.usからの抜粋です。)

もしこのような症状に心当たりがあるなら、あなたはインターネット中毒です。

1、「トイレに行ってくる」と言わないで、「ちょっとダウンロードしてくる」と言う。

2、「お気に入り」リストを一番上から下まで目を通すのに15分もかかる。

3、あなたの悪夢は、まるでFlash Playerで見ているようだ。

4、自己紹介をする時、「Jim at net dot com」のジムです、と言う。

5、テレビでインターネットのアドレスが放送されただけで興奮してしまう。

6、新たに届いたメールの受信音を聞き逃さないために、部屋を出る時はインターコムのスイッチを入れる。

7、全ての友人の名前には@マークが付いている。

8、飼っている犬もホームページを持っている。

9、母親に電話をすることができない。なぜなら、母親はインターネットの電話を使っていないからだ。

10、あなたのスマートフォン料金は岩のように重い。

11、男とも女ともとれるニックネームを使っているから、親しい友人の性別が分からない。

12、ヒゲを生やしてからもう2カ月になる、と夫は言う。

13、朝3時、トイレに行きたくなって目が覚めた。用を済ませた後、ベッドに戻る前にメールをチェックした。

14、妻が新しい規則を作った。「ベッドにコンピュータの持ち込み禁止」。

15、コンピュータの前にある椅子をトイレにするには、どの程度の費用がかかるのか、と修理屋に尋ねた。

16、夫婦に大切なのはコミュニケーション、と妻が言うから、さっそくコンピュータをもう一台買ってきた。





(参照したサイト: You are an internet addict if …

10本の移動平均線で見る米国株式市場

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後悔と後講釈 --- ハード・ライト・エッジ

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もうこの株はダメだ、と諦めて売った翌日、いきなり株価が大幅上昇することがある。まるで私が手放すのを待っていたようなタイミングだから、まことに気分が悪くなる。例えば昨日、マーケットは4%を超えるラリーを展開したが、多くのトレーダーはこの一大ラリーに乗ることができず歯痒い思いをした。

売るのが早すぎた。お陰で5000ドル儲けそこねた。やはりあそこが底だったのだ。買っておけば良かった、と株には後悔がつきものだが、逃したチャンスをふり返る時ある問題が起きる。投資心理の研究で知られるブレット・スティンバーガー氏は、こんな事を指摘している。

この大きな動きはトレードのチャンスになった筈だ、とトレーダーたちは後悔する。この「トレードのチャンスになった筈だ」、というのは結果論であり、結果論に基づいた考えを進めていくと、全てのトレード・チャンスは事前に予測できるという極端な結論に達してしまう。逃したトレードをふり返る場合、トレーダー達は考えられる全ての要素を検討するのではなく、目につくチャートパターンやニュースなどを拾って、ここが買い場だった、ここが売りのポイントだったと都合の良い結論を引き出す。更に調査で分かっていることは、でたらめなチャート・パターンを何度も何度もトレーダーに見せると、最終的にトレーダーは意味の無いチャート・パターンから意味を見出すことになる。
これを読んだら、「罫線屋、罫線引き引き足をだし」、という言葉を思い出した。さて、スティンバーガー氏のコメントを、昨日の大上昇にあてはめてみたいと思う。



(上はS&P500指数の日足チャート)

マーケットは、下降する短期トレンドライン(1)を既に突破していた。ストキャスティクス(3)も上向きだから、マーケットは上昇の勢いを示している。こんな状況だったのだから、以前のサポートライン(2)を突破した時点で、直ぐに買い出動することができた。

正にスティンバーガー氏が言うように、後講釈は都合の良い部分だけを探す結果となり、つじつまが合わない部分は完全に無視してしまう。例えば、上のチャートには移動平均線が一本も入っていないが、言うまでもなく、入れてしまうとつじつまが合わなくなるからだ。



一般的に使われている四本の移動平均線、20日、50日、100日、そして200日移動平均線を入れてみると、全く違った様子が見えてくる。Aの冴え…